大人へ脱皮していく直前の若人が、週末にファミレスでたむろし、
時には喧嘩をし 思い思いの話をし 時間を共有している一齣を描いている。
多少の意見の相違はあっても、仲間意識を失わずに これからもやっていこうよ!
という乗りで モノクロ作品としているのが新鮮だった。
「セントエルモスファイヤー」のようにストーリーがあるわけではない。
他愛もないお喋りだけを重ねているのだが、それでも大人への脱皮を余儀なくされ
る年代をうまく写しているなと感じた。だれでも、こういう形でたむろしてきたんだが、
個を意識する米国人の言葉端や習性などを垣間見れた。
トビーが非常にかわいい。