タイガーランド
Colin Farrellのメジャーデビュー作品。戦争タイトルとしては、中途半端の展開だと思う。
もちろん、既出のシナリオは使いたくないのが人情であるから それを差し引いても演出が悪いのか各役者に力量不足が感じられた。そういう中途半端さを監督が狙っているのなら分かるが。
1.最終訓練地タイガーランドが柔に映し出されている。こんな訓練では、実践の役に立たないというのを描きたいのであれば及第点というところではある。
2.同僚を抹殺するという殺意が演技者に表現されていない。だから、リアリティがなく緊張感も出てこない。教官役も反抗者を許してしまうほど、現場は堕落していたのか。
3.主人公の方向性が、映画を観ているだけでは分からない。反戦を主張しているのか確固たる兵卒を目指しているのか とっても曖昧。
4.Phone booth を先に観てしまったため このタイトルでのColin Farrellでさえ 色あせてしまった。
5.2度目を観ることはない。